古代ローマ時代に製作された銀製のインタリオ(沈み彫り)のリングです。
透明なストーンに刻まれているのは「スフィンクス」の姿。この神話的存在は、ギリシャ神話に登場し「謎を問う守護者」として知られています。
ローマ文化はギリシャ神話や造形の影響を強く受けており、こうしたモチーフは装飾品としても重用されました。
スフィンクスは、知恵と力、そして危険と美を象徴する存在です。その姿を指輪に刻むことは、持ち主にとって「魔除け」や「精神的護符」としての意味もあったと考えられます。
リングの台座には銀の細工が施されており、光の角度によりクリスタル内部の彫刻が浮かび上がります。インタリオの技法により、スフィンクスの輪郭や翼の表現が立体的に際立っており、古代彫刻の魅力さを今に伝えています。
【概要】
産地および時代:古代ローマ
大きさ:写真参照(古い指輪のため不整形です)
重量:7.6グラム
材質:銀(シルバー)、ストーン(おそらくクリスタル)
※当時の精製技術から考えると、銀の純度は現代よりもかなり低く、不純物の混入などの可能性があります。
【状態】
長い時を経た逸品のため、摩耗や使用痕、変形などが見られます。古代のお品であるため、写真をご参照ください。
【その他】
古代と神話が融合した美術工芸の傑作。神秘と知恵の象徴を、指先に宿してみてはいかがでしょうか?
※商品説明文は、出品者が独自に英語の古書などを調査するとともに、海外の考古学者に聞き取りを行い、個人的な見解や評価を記載したものです。また、写真の構成についても、上記の見解等を基に、最もお品の性質を引き出すように作成しております。よって、著作権は出品者に属しますので、出品者の許可なくして無断の転用等(参考にする等も含む。)を禁じます。
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